最近、「株を始めたいんだけど何を勉強したらいいの?」と聞かれることがあり、何を教えたらいいのか考えてみました。

しかし株式投資は期間や資金量、性格など、かなり人それぞれな部分が大きく、一概にコレ!という手法は無いので教えるのが難しく感じていました。

私自身はチャイナショックの最中に株式投資を始めて、みるみるうちに目減りしていく資産に恐れおののき、このままではいけないと色々なことを勉強しました。

その中で学んだ「これだけは絶対に勉強しておいた方がいい」という5つの項目を紹介します。

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はじめに勉強すべきことは「考え方」と「勉強方法」

その中で株式投資をやるためには、誰にでも共通の

「投資スタンス」
「銘柄の選び方」
「売買のタイミング」
「資金管理」
「メンタル管理」

という5つの勉強すべき項目があると気づきました。

よくある必勝法などで勝ち方を学ぶのは難しいし、そもそも本当に勝てる手法を公開している人なんていないと考えた方がいいです。
それに銘柄の選び方や売買のタイミングは、投資スタンス(投資期間、資金の性質、資金の量)によって人それぞれ全然違うので一概には言えません。

必勝法のようなものはその時々によって使えたり使えなかったりします。
例えば上昇トレンドの時には「下がったら買う」が有効に機能しますが、下降トレンドの時にそれをやってしまうとあっという間に資金を失います。

なので、この5つの「考え方」と「勉強方法」を学び、自分なりに売買ルール決めて、あとは実際に試しながらそのルールで勝てるのか検証し、経験値を溜めていくのがいいと思います。

投資スタンス

まずは自分がどのようなスタンスで株式投資をしていくのかを考えるために、どんな時間軸でどれくらいのリスクを取れるのかを考えておきます。途中で変えてもいいので、まずは現状の状態から。

投資期間

短期なのか中期なのか長期なのか。どの期間を短期中期長期ととるかも人によって違います。
私は短期:1ヵ月以内、中期:6ヵ月以内、長期:それ以上という感じです。

資金の性質

余裕資金なのか生活資金なのか、自己資金なのか他人資本なのか。株式投資に使うお金がどのような資金なのかを把握しておきます。

資金の量

株式投資に使えるお金の量で買える銘柄や売買の仕方が変わります。
最低投資金額が100万円以上の銘柄もあれば、10万円以下で買える銘柄もあります。
資金が小さければ欲しい銘柄をいつでも買えますが、資金が大きいと自分の買いで株価を上げてしまうので少しずつしか買えません。

銘柄の選び方

例えば、デイトレードをするのか長期投資をするのかで全然違います。

デイトレードなら自分の資金サイズに対して十分な売買代金があり、かつ日中の値幅が大きい銘柄を選ぶ必要がありますし、長期投資であればその会社が長期的に成長する力があり、株価水準がその成長をまだ十分に織り込んでいない銘柄を選ぶ必要があります。

銘柄を見る際にどのような観点(成長株、割安株、大型株、小型株、流動性、材料、業績etc…)があるのかを学びましょう。

オニールの成長株発掘法 【第4版】

長期投資の銘柄選択にはオニールのCAN-SLIM法がとても参考になります。

オニールの成長株発掘法

売買のタイミング

株式投資で勝つか負けるかは、売買のタイミングかかっています。

いくら良い銘柄でもすでに株価が上がってしまっていたり、下降トレンドに乗っていたりすると勝てない可能性があります。

どんなタイミングで買えばいいかを判断するためには、株価チャート、出来高、テクニカル指標(RSIや騰落レシオなど)、株価指標(PERやPBRなど)といったものがあります。

特に株価チャートや指標などのテクニカル分析については勉強しておくことを強くおすすめします。

マーケットのテクニカル分析

テクニカル分析についてならこの本1冊をしっかり読み込めば大丈夫だと思います。

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資金管理

相場の格言に「まず生き残れ」という言葉があります。

株式投資をしていると、たまに誰でも勝てるアホみたいな相場がおとずれることがあります。直近だとアベノミクスのような2~3年続く上昇トレンドです。

そのようなチャンスを逃さないためにも、まずは資金を失わない=生き残ることが一番大切です。
私も株式投資を始めた頃は「そんなまどろっこしい事より、早く資金を何倍にもしたい」と思っていました。「自分だけは違う」と。

破産しない為には、1度の取引で資金の何%までの損失を許容するかというリスクをコントロールしておく必要があります。

システムトレード 基本と原則

資金管理について学ぶにはこの本の第八章(資金管理)がおすすめです。

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メンタル管理

株式投資を始める前は「メンタルが大事」という話を聞いても、「まぁメンタル面は大丈夫やろ~」くらいに思っていましたが、実際に売買を始めてからメンタル管理の重要性を嫌というほど気づかされました。

感情に左右されずに自分の決めたルールを守るということは非常に難しいです。
自分自身も感情に流されて何度も損を出しました。

しかしマーケットにはそんな人間の弱さを逆手にとってお金に換える熟練のトレーダーたちがたくさんいるので、そんな中でメンタルの弱い感情的なトレーダーは食い物にされ、勝っていくことは不可能に近いです。

株価が上がるか下がるかの勝率50%では絶対にないのです。

デイトレード マーケットで勝ち続けるための発想術

メンタル管理について学ぶにはこの本がおすすめで、一番最初に読むべき本だと思います。
タイトルは『デイトレード』となっていますが、株式投資をするための重要な「考え方」を多く学べます。

デイトレード マーケットで勝ち続けるための発想術

まとめ

最後まで読んで頂きありがとうございます。

私自身も今は資産形成の段階で勝ち組投資家とはまだまだ言えませんが、株式投資で勝っていくためには「考え方」や「勉強の仕方」を学ぶことが大事だと確信しています。

流行り廃りのある、しかも信用できるかどうかも怪しい投資手法ではなく、自分の知識と経験を蓄積して長期的に資産を増やしていける投資家になりたいと思います。

関連記事:名言満載『インベスターZ』は投資の勉強に超絶使える教科書

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